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教科書検定意見の根拠にもなった大江・岩波裁判の控訴審が6月25日に始まるのを前に20日夜、那覇市で事前集会が開かれました。集会には大江さん側を支援する教職員や研究者などおよそ30人が参加。一審判決同様、控訴審でも勝訴するためにも体験者の話などから、集団自決と軍隊との関わりを更に裏付けることが必要との意見で一致しました。

この裁判では、沖縄戦当時、座間味島に駐留していた日本軍の元隊長などが大江健三郎さんの著書で集団自決の責任者だとされ名誉を傷つけられたと本の出版差し止めなどを求めているもので出版差し止めを認めなかった一審判決を不服とする元隊長などが控訴し裁判は6月25日から大阪高裁で始まります。