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15日に名護市で開かれたG8科学技術大臣会議は、次世代バイオ燃料の開発に協力し合うことを確認し終了。一夜明けた16日は、岸田大臣が県内の中学生や高校生と環境やエネルギーをテーマに対話するなどのイベントが行われました。

那覇市で行われた沖縄開催記念イベントでは、日本に5台しかない燃料電池バスが公開されました。燃料電池は、水素と空気中の酸素を反応させて発電する次世代の技術で、有害な排気ガスなどを一切出しません。この燃料電池バスはこの後、北海道洞爺湖サミットの会場で使われるということです。

一方、館内では県内の小学生から高校生までおよそ260人が参加して科学技術とエコをテーマにしたサイコロ地球塾2008が開催され、岸田大臣も見学しました。

大臣と直接対話するフォーラムでは、日本の科学技術政策に対する厳しい質問も飛び出しました。参加した中学生は「太陽電池における日本の敗因は、作る側の責任ではなく、エネルギー面での対策や実行が不十分で遅かったからだと思います」と述べ、これに対し岸田大臣は「決して努力を怠っているという風には思っていません」と答えていました。

会場ではこのほか、地球温暖化防止のために中学生や高校生に何ができるのかなど積極的な発言が相次ぎ、今回の会議は、開催地の子どもたちにとっても大きな刺激となったようです。