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今月10日、尖閣諸島の沖で海上保安庁の巡視船と台湾の漁船が衝突し漁船が沈没した事故で、第11管区海上保安本部はきょう、双方の船長を書類送検しました。

業務上過失往来危険などの容疑で書類送検されたのは、第10管区海上保安本部の巡視船「こしき」の堤信行船長と台湾漁船の何鴻義船長の二人です。

事故は今月10日未明、尖閣諸島沖で巡視船「こしき」が領海に侵入していた台湾魚船と衝突し、漁船が沈没したものです。

きょう14日の会見で、第11管区海上保安本部は巡視船が台湾漁船の船名確認をする際に魚船との距離を十分にとらなかった過失を認めました。また、台湾漁船は自動操舵をしていたため、回避行動を取らなかったことも衝突の原因だったとして、双方の船長に過失があると判断しました。台湾漁船の船長は、きのう13日、台湾に帰国しています。