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沖縄戦の末期に旧海軍司令部壕で自決や戦闘などで亡くなった日本兵や県民の御霊を慰める慰霊祭が13日、豊見城市で行われました。

1945年6月13日、旧日本海軍の大田実司令官や将校ら40人あまりと現地召集された県民、合わせておよそ4000人が豊見城市の旧海軍司令部壕で自決や戦闘などで亡くなり、旧海軍の組織的戦闘が終わりました。

慰霊祭には大田実司令官の四男・豊さんなど、県内外から訪れた遺族ら110人あまりが参列しました。

慰霊祭では亡くなった人たちにお経が読み上げられたほか、お茶を捧げる献茶の儀がおごそかに行われ、遺族らは非業の死を遂げた肉親の霊に花を手向けたり、手を合わせて冥福を祈っていました。

兄を亡くしたという女性は取材に対して「思い出して泣き、思い出して泣き、やっぱり忘れられません」と語っていました。