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日本人のブラジル移住100周年を記念した写真展が那覇市で開かれています。

日本人のブラジル移住は今から100年前の1908年、「笠戸丸」という移民船がおよそ800人を乗せて神戸を出港したことが始まりで、その半数が沖縄県民でした。

パネル展はそれから1世紀の間にブラジルへ移住した人達が歩んできた道のりを紹介するもので、会場には移民の生活を物語る貴重な写真およそ50枚が展示されています。

ブラジルの原生林を切り開き、農地として使えるよう開拓を進めた一世の人達。二世・三世は今や完全にブラジル社会に溶け込んでいます。歯医者といった緻密さが要求される仕事では移民の活躍がめざましく、現在、その半数以上は日系ブラジル人の女性です。また日本の食文化は完全にブラジルにも定着しています。

この写真展は6月29日まで沖縄県立博物館で開かれています。