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「担当の金城記者に聞きます。金城さん、ズバリ争点は?」

後期高齢者医療制度です。これはこの4月から導入された75歳以上のお年寄りを、これまでの医療制度とは別に移し、保険料は年金から天引きする制度です。

この制度は一義的には国政の問題ですが、国全体でこの制度に対する不満が高まる中、衆議院選挙も控えており、沖縄でどの程度この制度への批判票が入るのか、そこを全国は注目しています。

野党は幹部クラスが応援に入り、与党は県議選向けのコマーシャルを予定しています。異例な状況です。つまり、沖縄でどの程度この制度への批判票が入るのか、そこを全国は注目しています。

また沖縄では、国が導入したこの制度に与党の中にも反対を表明し、この制度を争点とする候補も出始めています。

このことからも、いち地方の県議会選挙とはいえ、最大の争点だということです。

「選挙結果は、仲井真県政にも影響を与えますね?」

選挙前までは、仲井真県政を支える与党が安定多数を占めていました。仲井真知事にとっては、自らの政策を進めるためにも議会の安定多数は絶対に落とせない選挙です。

仲井真知事自身も今回の選挙の結果次第では、県政運営に影響は出るとの考えを示しています。

後期高齢者医療制度とともに、仲井真知事の評価を問うという選挙です。

有権者は積極的に選挙に関心を持つということが大事ではないでしょうか。