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サンゴの被度はわずか5%以下と環境省が位置づけていた大浦湾で、また、サンゴの大群落が発見されました。2日、QABのカメラがその姿を捉えました。名護市汀間漁港の沖、2キロほどのナカビシの一角。100メートル以上びっしりとサンゴに覆われています。

名護市東海岸のサンゴは1988年のサンゴの白化現象でほぼ壊滅状態になったと言われていましたが、ここでは一度は白化した基板の上にサンゴが見事に回復しサンゴの被度は70〜80%と見られます。ハマサンゴ、コモンサンゴ、アザミサンゴにノウサンゴと実に多様な種類がひしめき合っていてさながらサンゴの博物館のよう。パゴダのような形に発達したものやオブジェのようなユニークな造形もダイバーの人気を集めそうです。

この大群落を発見したのは基地建設に反対して連日、環境アセスの調査を監視していた玉城毅さん。国の調査員が目印として落としたブロックを確認するために潜ったところ、サンゴの姿に圧倒されたと言います。

玉城さんは、「良い沖縄の海を残したいという気持ちがあるので、『やった!まだきれいなサンゴが残っている』と、うれしかった」と、語りました。

周辺にはグルクンの群れや大きなシャコガイもあり、サンゴが元気な場所には多くの生き物が暮らしている様子がうかがえます。しかし、現在の国の調査では調査の場所や方法、その結果も公表されないため、自然保護団体は市民に分かる調査を求めています。

名護市に住む自然保護団体の東恩納琢磨さんは、「調査をしている人たちも、やはりこれだけのサンゴを珍しいと思っているはずで、調査が終わってから、という話ではなくこれだけあるんだということをその都度公開することがアセスの透明性だと思う」と、話してました。