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今度の土曜日30日から10月10日までの11日間、兵庫県で開催される「のじぎく兵庫国体」高校野球の八重山商工の活躍がもう一度見られるなど、話題も多い今年の国体ですが、きょうから3日間にわたり、上位進出が期待される注目競技を紹介して参ります。

1回目のきょうは、ボウリングと、ウェイトリフティングです。

全国のトップアスリートが集結して、力と技を競う、国民体育大会「国体」今年県勢は33競技に、選手や監督など368人が出場。去年の大会では、男女総合順位(天皇杯)が、前の年の36位から、40位と後退。今年は30位台前半を目標に挑む。その上位進出の鍵を握るのは・・・

去年の岡山国体で、個人、団体の2冠を達成した少年女子、北谷高校3年、宮城鈴菜選手が、高校最後の大会を迎える。豪快なフォームから投げられるボールの威力は折り紙つき。高校生ながら、すでに全日本ナショナルメンバーの選手として世界大会を経験する程の実力なのだ。

下地賀寿守コーチ「高速回転のボールを投げるので、そのボールの威力と曲がりが、他の追随を許さない、宮城鈴菜のボウリングを確立して来たわけですから、」「この年代で、全日本の代表選手にもなるくらいの力を持っているわけですから、(同年代の中で)トップレベルであることは、間違いないですね」

この宮城選手と団体で、今年初めてペアを組むのは、何と中学3年生の嶺井琴文(ことみ)さん。

嶺井琴文(ことみ)選手「まさか、自分が選ばれるとは思ってませんでした」

国体改革の一環で、今年から中学3年生の参加が広く認められ、嶺井さんの出場が決まったのだ。

宮城鈴菜選手「チームの雰囲気を良くしてくれるので、それに応えるように打って行きたいと思います」

嶺井琴文選手「一球一球、丁寧にスペアを決めて行きたいです」「(狙うは?)優勝!」

宮城鈴菜(すずな)選手「自分のボウリングが、向こうでちゃんと発揮できたら、優勝は出来ると思います」

一方、去年、準優勝に輝いた成年女子団体も、雪辱に燃えている!去年と同じメンバーで、ベテランが揃ったチームにあって、全日本ナショナルメンバーの石嶺可奈子選手は精度の高さと、スピードが持ち味。

石嶺可奈子選手「去年と、まったく同じメンバーですので、そのチームワークを活かして、去年の悔しさをバネに、今年は、一番を狙って頑張りたいです」

その他、少年男子のフレッシュなコンビにも、上位進出の可能性がある。

すっかり沖縄のお家芸となって、県勢の活躍を押し上げるのがウェイトリフティングだ!ベテランの成年男子のメンバーには53キロ級で、日本記録保持者の上原不二男選手。85キロ級には、平良次悦(つぎよし)選手。そして105キロ超級には、成年男子キャプテンで、現在2つの階級で日本記録を持つ吉本久也選手などが、名を連ねる。

吉本久也選手「(監督が)“これを挙げて来い”というのは、必至に挙げてですね、それが得点につながっていきますので、最後はまた、もし(自分も)いい記録まで行かせてもらえれば、挑戦してみたいと思いますけれども」

ところで、ウェイトリフティングの競技種目はバーベルを一気に頭上に持ち上げる「スナッチ」と、バーベルを一旦肩まで持ち上げ、そこから頭上に持ち上げる「ジャーク」(クリーン&ジャーク)の2種目で争われる。

さて、少年男子には3人の高校生が出場するが、今年は逸材が顔を揃えた

53キロ級には、今年の高校総体で優勝を果たした糸満高校の玉城成一(たましろ なりかず)選手。85キロ級は、こちらも今年の高校総体で優勝した南部工業高校の知念辰吾選手。

知念辰吾選手「個人のためじゃなくて、沖縄のために1点でも多く頑張りたいです」

そして、最も重い105キロ超級は、南風原高校の中村慎喜選手。高校総体で準優勝に終わった悔しさをバネに国体に挑戦する。

中村慎喜選手「先輩方に、上手く流れを作ってあげられたらいいなと思います」

個人の記録と団体優勝。大きな期待がかかるウェイトリフティング最後はキャプテンの吉本選手に一言。

吉本久也選手「プレッシャーはすごいですね。最近、重量挙げと言うと、優勝を義務付けられているんで、それはまた嬉しいことなので、そのプレッシャーに負けずに頑張ってみたいと思います」

頑張れ県勢、のじぎく兵庫国体注目競技明日は成年男子バレーボールと少年男子カヌーです。