※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

施設側が求めるのは意欲よりも即戦力です。福祉の仕事に興味がある人を対象にした就職フェアが宜野湾市で開かれました。

福祉の就職総合フェアには求人を行う特別擁護老人ホームや保育所など24の施設がそれぞれ専門のブースを設けて就職希望者を面接しました。参加した専門学校の学生達は懸命に自分の持ち味をPRしますが、やる気だけではなかなか採用には至らないようです。

福祉関係の仕事は欠員補充の形が多く、正規の職員として採用されているのは全体の13%で、その他は嘱託や非常勤に頼っているのが現状です。県の担当者は福祉の職場に安定的に人材を供給するために施設側も正職員の採用を増やす努力をしてほしいと話していました。

一方、西原町では在宅介護に役立ててほしいと、社会福祉協議会に在宅福祉移送サービースカーが贈られました。在宅移送車を贈ったのは、日本の大手医薬品メーカー中外製薬株式会社で、会社創立60周年事業の一環として22年前から定期的に全国の福祉施設や団体に贈呈しています。

贈られた在宅移送車は最大10人が乗車でき、後部席には車椅子のままで最大3人、また、ストレッチャーも搭載できる介護仕様車です。

西原町は、今後、在宅で介護を受ける人や体の不自由な人たちのために役立ていきたいと話しています。