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最近、ゴーヤーに続いて、ハンダマやニガナなどのウチナー野菜が県外でも需要を伸ばしていますが、こちらの野菜は、沖縄では定番ですが、全国的にはまだまだ。食べ物という認識は薄いようです。

残暑厳しいこの時期を乗り切るには、絶好の食べ物!きょうのうちなーむーんは、ナーベーラーです。

宮城由美子さん(青森出身)「沖縄に来て8年なる。沖縄はとってもなじんでるんだけど、へちまはもうちょっと時間かかるみたい」

宮城スエ子さん「(青森出身の嫁の)お母さんも(沖縄に)来ていたけど、へちま食べるっていってびっくりしてたよ、あははは〜あっちでは垢すりみたい」

保湿性が高いと言われる化粧水や足の裏の角質をとるスリッパ、そして、垢すりなど、本土では、主に生活用品として利用されているへちま。

リウボウ・ハウスオブローゼ安谷屋さん「硬いんですけれど、お水を含むとやわらかくなるので、結構マッサージ効果もあってすごく気持ちいい」

もちろん、沖縄では、この時期限定の定番メニューとして、人気を集めています!今からおよそ350年ほど前、中国から渡ってきたナーベーラー。アジア地域でも食用野菜として親しまれています。

お客さん「ナーベラーおいしい、うまい、まいう〜」「これを食べて夏バテ防止!」

食用のナーベーラー日本一の生産量を誇る南風原町。25年間ナーベーラーを作り続けているのが、宮城スエ子さんと息子夫婦です。

この時期、ナーベーラーは花が咲き終わって、およそ一週間で収穫。台風の被害から実を守るために、棚を作らず、土の上に実らせます。台風と同じくらい、スエ子さんが気を配っているのが害虫対策。花を食べる害虫を、花と同じ色の黄色いテープをペットボトルに巻きつけて引き寄せます。

ビタミンやミネラル、水分がたっぷりのナーベーラー、残暑を乗り切る強い見方は今、最盛期を迎えています。

スエ子さん「(食べないと)もったいないよ〜これ栄養満点だのに〜」

ナーベーラーは、夏野菜というイメージありますが、11月頃まで収穫は続くそうです。買う時のポイントは、太すぎず、長さは20センチから30センチ、表面が緑色のものが美味しいそうです。